新社会人は貯金をやるべき?知っておきたいたった一つのコツとは

お金

「4月から新社会人になったけど貯金ってした方がいいのかな」
「貯金した方がいいって聞くけど今までの学生生活でも貯金してない私は無理だな」
「新社会人って思ったよりお金かかって貯金なんてできないよ」
こんな悩みを抱えていないでしょうか。
その気持ちとてもよく分かります。
新社会人になりたての頃は「お金が思うように稼げない」「お金が貯まらない」。
私も最初は貯金ができませんでした。
そんな私でもたった1つの考え方を中心に便利なサービスを使って年収280万円でも新卒1年目で100万円以上貯めることに成功しました。そしてメリットもよく分かっています。

結論から伝えます。新社会人は絶対に貯金をやるべきです。

この記事では
・なぜ新社会人は貯金をした方がいいのか
・新社会人がお金を貯めるたった1つのコツ
・新社会人がやるべきこと5選
について解説していきます。ぜひ最後までお読みください!

新社会人は100万円を目標に貯金をしよう

世の中では有り金は全部使え、自己投資にお金を注ぎ込んで貯金なんかするなという人も一定数います。その中で自分はどうするべきなのか悩むことでしょう。

悩むのであれば100万円を目標に貯金していくべきです。
この理由について詳しく説明していきます。

お金を貯める習慣が身に付く

まず最初に新社会人が絶対に貯金をした方がいい最大の理由を話しましょう。

それは貯金の習慣が身に付きやすいということです。特に新社会人という人生の区切りで新しい習慣を始めやすいでしょう。新年から新しく何かを始めようとするのと同じです。

一度貯金の習慣さえ身に付けてしまえば一生貯金を続けることもでき、これから先の人生が楽になっていきます。

私も新社会人の時に決めた「5万円」という貯金額を「4年間」一度も買えずに貯金し続けています。
その結果として明らかに人生が有利に進んでいます。

お金がかかるこの時期に貯金習慣を身につけてしまえばこっちのものです。このあとはもっと楽に貯められます。そして人生がどんどん良い方向に進んでいきます。これを機に貯金習慣を身につけてしまいましょう。

お金を使うイベントが控えている

社会人として働いて数年経つと大きなお金を使うイベントが待っています。

具体的には、

・車の購入:約200万
・結婚:約150万
・転職:約50万〜80万

車はローンを組む、結婚はこじんまりやる、もしくはやらない、転職はそもそも金がなくてもできる、そう思う方もいるかもしれません。

しかしお金があれば有利に進むことは間違いないです。
少なくとも足がかりにはなります。

車のローンは大抵金利が付き余計なお金を払う事になりますが、お金があれば無駄な金利を払わなくて済みます。もしくはこだわりのカスタマイズも可能でしょう。少なくとも100万円あれば一般的な車の頭金には困らないです。

結婚についても今は昔ほど派手な結婚式は減りましたが、住宅の購入や養育費など結婚に付随するお金はやはりかかります。これも貯金があれば有利に進められるでしょう。

仮に結婚をするときに使わなくても、結婚した後の家の購入や養育費という観点でも有利になります。

転職においてもお金があれば会社を辞めてもすぐに働かず、少しリフレッシュしてから働くという選択をとることもできます。
貯金があることで生活にも余裕ができます。
その結果、落ち着いて次の会社を見極めることもできるでしょう。

これらはあくまでも一例ですが、人生においてお金を使うタイミングは必ず来るのでそれに備えて貯金をしておくと非常に役に立ちます。

貯金で人生の選択肢が増えると言っても過言ではありません。

お金を貯めることが自信につながる

貯金のメリットはお金が増えるだけではありません。お金と同時に自信にもつながります。

詳しく話していきます。貯金は基本的に今使えるお金を未来に先送りにする行為です。別に今すぐ使ってもいいお金を未来のために回す。つまり貯金とは自分をコントロールした証です。

別に貯金しなくたってお菓子買ったり、外食したり、ゲームに課金したって良いわけです。それでもあなたは将来を考えて貯金をする。これは立派な成功体験の一つです。

たった1日、そんな小さな事に何の意味があるんだ、そう感じるかもしれません。

しかし、この小さな積み重ねがやがて100万円、1,000万円という大金につながります。そして自分の想定通りの結果にしたという圧倒的な自信につながるのです。これは実際に貯金を習慣づけた私の実体験でもあります。

実際私はつい最近まで自信なんて全くない人間でした。そんな人間でも貯金を続け100万200万と積み重ねてきました。はっきり言ってもう将来なんて怖くないです。

今貯金がないという人も何も心配しなくて良いです!
毎月1,000円でも10,000円でも積み上げていきましょう。

毎日の小さな積み重ねがやがて大きな金額となり、想定通りになったという自信につながります。

この小さな積み重ねは貯金以外にも当てはまるのでぜひ試してみてください。

うまくいけば働かなくても生きていける

これはある程度貯金をした後の話になります。

ある程度お金が貯まってくるとすぐに使わないお金を投資信託などに投資してお金を得ることができます。

基本的に投資は自己責任なのでぜひ貯金をしている間に調べていただきたいのですが、最も多くの人におすすめできるものとして全世界約3,000の銘柄に分散投資できるeMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)というものがあります

実際に私も毎月この銘柄に投資をしています。この銘柄に対する投資金額を1度変えていますが約1,5万円を4年間投資し続けた結果30万円以上増えています。

こちらの平均利回りが年間で平均約5%、1,000万円貯めて運用できれば毎年平均50万円手に入る計算になります。5,000万も貯めれば私の手取りより多いという具合で、金があれば生きていけるとなります。

これはあくまで理想であり、現実ではプラスで終わる年とマイナスで終わる年があり、それらを平均してだいたい5%の利益となることは認識しておいてください。

このマイナスになった時に慌てて売却したりしないためにしっかりとした貯金でメンタルを安定させておくことが大事になるわけです。

5,000万円はなかなか現実的ではないですが、自分が働く以外にお金を得る方法があることを知ってもらいたいです。そして興味が出たらぜひ自分で調べてみてください。

少なくとも途中から通信費や家賃など生活に必要なお金の一部を投資の利益から賄うことができ、毎年着実に生活が楽になっていきます。

そのためにもまずは100万円の貯金を作って実生活で何が起きても対応できるようにしておくことが大切です。

せっかくなので私が最初に読んだ投資の本の新版を載せておきます。実際に私はこの本を読んで投資を始めました。そこまでボリュームもなく簡潔にまとめられているのでとても読みやすいです。ぜひ最初の1冊にどうぞ。

新社会人に知って欲しいお金を貯めるたった1つの最強のコツ

ここでこの記事最大の目玉。お金を貯めるたった1つの最強のコツについてです。

今までお金を貯めたことがないから私には無理だなと思った方、ちょっと待ってください。

絶対にお金を貯められるたった1つのコツがあります。それは安いものは買わない、必要なものだけ買う。ということです。

例えば小腹がすいたからと安いお菓子やジュースを買う。オシャレな服が安いからを買う。

これは一見すると安いものを買って節約しているように見えるでしょう。

しかしこれは節約ではなく浪費です。なぜならこれらを買わずとも生活に困ることはないからです。

安いお菓子を買うこと、必要ないと買わないこと、どちらがお金がかからないでしょう。当然後者がより節約になります。

大事なのは安いかではなく必要かどうか。この考えを頭に叩き込んでください。そうすることで少しずつ勝手に使うお金が減ることでしょう。

なぜ言い切れるのか。それは私が実際にこの考えを中心に生きてきて実際にお金が貯まっているからです。基本的に必要なものしか買いません。

仮に外食したくなったり、ジュースを飲みたくなった場合はそれを浪費と認識した上で買っています。浪費だと認識していれば自然とそれを続けたいとは思わないからです。

浪費を全くするなというわけではありません。全くしなければ人生があまりにつまらなくなってしまいます。浪費であったとしても浪費と認識した上でお金使いましょう。

無理をし過ぎずに節約と貯金を続けていくことが大切です。

新社会人になったらやるべき事3選

最強の貯金のコツを読んでくれたあなたはお金を貯める心構えができています。
ここからは最初の具体的な行動を書いていきます。やって欲しい順に並べていますので、ぜひ試してみてください。

毎月の収支を把握しよう

まず最初にやるべきことが毎月の収支を把握です。

そんな面倒くさいことしたくないよという方もいると思います。

しかし、自分のお金についてある程度わかっていないと目標金額や自動的にお金を貯める仕組みを作ることができないので必ず把握して欲しいです。

とはいえやっぱり面倒臭いという方に朗報。

実際に私がやったズボラ向け家計簿の解説します。

ポイントは2つ

・最低限3ヶ月だけは記録する
・出費を必要経費と娯楽費の2つだけに分ける

最低限3ヶ月だけは記録する

なぜ3ヶ月も記録しなければいけないのか。これには明確に理由があります。

それは最初の1ヶ月はイレギュラーな出費が重なりがちなので参考にしにくいこと。また、その後の2ヶ月の記録である程度の出費の傾向が掴めるからです。

最初の1ヶ月は飲み会や親にプレゼントを渡すなどイレギュラーな出費が重なりがちです。逆に出費がおが多くなる月の大体の金額を把握するチャンスでもあります。

そしてある程度落ち着く2ヶ月で自分のお金の使い道がある程度把握できます。

そのためにも3ヶ月だけは出費を記録してください。

出費を必要経費と娯楽費の2つだけに分ける

次に出費を必要経費と娯楽費の2つだけに分ける部分について。

家計簿の面倒くさい部分に項目ごとに分けるところがあります。

家賃、交通費、食費、医療費など

そんなの面倒くさいという人向けに項目を必要経費と娯楽費の2つにだけ分けます。

必要経費は生きていくのに絶対に必要なお金、娯楽費はなくても生きていけるお金というポイントで分けます。

例えば、

必要経費

・家賃
・食費
・通信費

娯楽費

・漫画
・お菓子
・旅行

お菓子は食費ではと感じた方もいると思います。しかし、お菓子は食べなくても生きていけるのでここでは娯楽費に入れています。

必要経費と娯楽費のどっちでカウントするか分からなければ生きていくのに必須かどうかで判断してください。

この記録を3ヶ月続けることで絶対に必要なお金とそうでないお金に分けることが出来ます。

これであとは記録を元に自分の不必要な支出から減らして貯金を作っていくだけです。

先取り貯蓄をしよう

ここからは2つ目のやるべきこと、先取り貯蓄をしようという部分を解説します。

先取り貯蓄とは収入が入ってきたタイミングで一定額を先に貯蓄に回し、残りのお金で生活することです。

一般的に貯金をする場合、収入の範囲で生活をし余った分を貯金する。これが一般的です。

しかし、これでは貯金できる月と出来ない月が出てきてしまい、金額もバラバラになってしまうでしょう。

それを防ぐために給料が振り込まれたらまず貯蓄。その後残ったお金で生活しましょう。

この際生活用の銀行口座とは別に貯蓄用の口座を作っておくと明確に数字で貯まっていくのでオススメです。

しかし、いくら貯蓄に回せばいいかなんて分からないよと思われるかもしれません。

ここで役に立つのが先ほど作った家計簿です。

すでに必要経費と娯楽費で分けているので最初にいくら貯蓄に回すか決めやすいでしょう。

ぜひ自分の家計簿を見ていくら貯蓄に回すか決めてみてください。

積立投資をしよう

次にやって欲しいことが積立投資です。

まずここでの積立投資とは株や投資信託などの金融商品を一定の金額で定期的に購入する投資のことです。

これを読んでいるあなたは「積立投資なんて貯金と関係ないじゃん」と思うでしょう。

しかし現状日本は商品の値上げに賃金の上昇が追いついていないです。昔100円で買えていたハンバーガーも今では190円。しかし給料は1.9倍にはなっていません。お金の価値はどんどん目減りしていることが現実です。

つまり、闇雲に貯金だけし続けても安心ではないです。そこですぐに使わないお金を使ってお金を稼ぐという視点を持って欲しい。

しかしリスクもあるので積立投資は先に紹介した、1の家計簿を付け、2の先取り貯蓄である程度貯金ができてからやることをおすすめします。

投資は値動きがあり、自分が投資したお金が増える時もあれば減る時もあります。特に減った時に慌てて売ってしまいがちだからです。

※厳密には売却するまでは増えても減ってもいないですが、増えたり減ったりしているように見えます。

ちゃんと銘柄を選び、長期で投資すれば基本的に資産は増えていきます。
もし困ったら先ほど紹介したeMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)をおすすめします。

しかし、頭ではわかっていても不安になります。実際私も2025年のトランプ関税の影響で一部資産がマイナスになった際は不安になったりします。

しかし、投資とは別で貯金もしっかり行っているので不安はないです。

投資において貯金をしっかり作っておくことが精神安定剤となり、投資の成果に直結します。

そのために1の家計簿、2の先取り貯蓄の後に3の積立投資をやっていただきたいのです。

興味を持っていただけた方はぜひ1の家計簿を付けている間に積立投資について勉強してみてください。

将来のあなたの資産は数千万単位で変わります。

一つでもやってみよう!今日から始める貯金習慣

いかがでしたでしょうか。

結論、新社会人は貯金を絶対にやるべきです。

貯金はお金が貯まるだけでなく一生使えるお金の知識と習慣そして貯金が成功したことによる自信が手に入ります。

加えて100万円も貯まればほとんどのライフイベントに最低限対応できるでしょう。

貯金のコツは安いものではなく必要なものを買うこと。

最初にやることは自分のお金の流れを把握することです。使ったお金を絶対に使う必要があるお金(必要経費)と好きなことに使うお金(娯楽費)に分けて、必要以上の娯楽費を削っていく。

ここからやっていきましょう。

あなたの人生がより良いものになることを祈っています。

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